依頼者の現状の報告をする時に
探偵は依頼者に必ず聞くことがある。
「第二対象者(女)を知っているのか?」
知らない依頼者が多いが、なかには
子供のスポーツクラブの先生だったり、
近所の人だったり思ってもないことが
起こったりする。
今回は全く知らないとの事だったので、
依頼者には女性の自宅を調べるかどうかを
確認する。
当然、依頼者は慰謝料請求をするので
確実に自宅を知る必要があります。
弁護士にも言われますので、このタイミングで
おさえる事をすすめた。
依頼者に女の調査をするよう頼まれ、再度張り込み
現場でのビデオセッティングの確認をする。
ガルエージェンシー福岡中央のビデオカメラは
最長で15時間は撮影が可能です。
そのカメラが3台あり、あらゆる角度で設置をする。
暗い場所での撮影の為、鮮明でないと思われるかも
しれないが、意外と撮影できる。
人が肉眼で歩けるんだから多少は明るい。
なので、ラブホテルが真っ暗で証拠が撮れないことはほぼない。
撮れなければタイミングでしかないと思う。
それと、ホテルの構造と対象者が停めた車の停車位置で変わる。
撮影がきちんとできるかどうか?
確実な証拠になる撮影なのか?
1 ホテル玄関から出てくる所
2 車に乗る所
3 車で出ていく所
全て撮れれば100点満点だ。
しかし、そうゆう訳にもいかない。
しかし、ホテルにいた事実を消すこと
は出来ないので、絶対になんらかの証拠を
撮れる探偵になった。
どんな、難しいラブホテルでも。
そうこうしているうち、2時間が経過する。
きました!!
「対象者が出てきました」
相棒の細い慌てた声が静かな車内にスーっと響く。
入室から退室まで2時間
なんか、はやいな・・・そう感じるも撮影は上手く行き
依頼者と話をしていた女を追いかける行動に切り替える。
依頼者が女を家に送るのか?
それともどこか途中で降ろすのか?
行動の先読みと先入観を消すことに
必死な探偵の尾行が
また続く・・・・